盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah

カテゴリ:夏( 336 )

オービィ昭和

海の子や 夏休みには くろん坊

昭和30年代。
プールではなく海で泳ぐ子供らは、潮水で真っ黒に日焼けして、肩の皮膚はズルムゲだった。
団塊の子供らも、もはや年金世代。
太陽の季節のヒリヒリ感を残しながら、人生の二学期に突入。

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by tohisuyah | 2014-08-29 05:07 |

roots

むさんこに 雨のしょぼ降る 盆休み

訛りは国の手形。
むさんこに関西弁の飛び交う墓参り。
こっちにきないと、
畿内に招かれた若者の数知れず。
鎌倉や室町の時代から、寄せては返す人の波。
近頃、むさんこに気になる中世の歴史。
むさんこな事を言いよる。
むさんこに良く切れる刀とは?
それが分かれば備後物。

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by tohisuyah | 2014-08-17 14:36 |

風の盆

夏風や 一皮さらい 更けてゆく

地球上のほんの一皮の表面に、万物が棲息している。
万物も地球に似て、一皮むけば皆同じく生命の根源に至る。
何重にも時間という皮をかぶった生命は、風が吹くたびに捲れて往って風化する。

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by tohisuyah | 2014-08-13 16:04 |

長崎平和祈念像

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夕暮れに 浮かび出でたる 平和像

北村西望(1884~1987)による平和祈念像は、昭和30年の8月8日に完成。

天に突き上げた右手は過去を、水平に伸ばした左手は未来を区分すると言う。

渺々渺々たる 円空に 雲菩薩

合掌

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by tohisuyah | 2014-08-09 07:29 |

蝉と禅

ジャンジャンと 真夏を囃す 蝉の声

近ずけば 蝉のションベン 飛んでゆく


是やこの 行くもかへるも 別れては
知るもしらぬも 逢坂の関
 (蝉丸)

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by tohisuyah | 2014-08-07 23:58 |

原爆忌前日

めずらしや 原爆の日に 雨が降る

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午年の 鞍を濡らすか 夏の雨


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by tohisuyah | 2014-08-05 23:17 |

八月

八甲田 八幡平に 八ヶ岳

今日から八月。
深田久弥の日本百名山の中に
八の付く山が三山。
新田次郎の「八甲田山死の彷徨」。
八幡平は、霧が峰や美ヶ原に並ぶ高原。
八ヶ岳は、
牛首から見る裾野が十二単の如く美しい。
八は広さを表すのかも知れない。

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by tohisuyah | 2014-08-01 19:25 |

土用の丑

鋭角の 黒い線ひく 夏の影

年寄れば 開襟シャツも なつかしい

丑の日や 割いて焼かれて 人の口

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by tohisuyah | 2014-07-29 06:28 |

夏の山なみ

夏バテに ヒノの二トンの トンカツを

山の飛騨 ザイテングラード 穂高岳

波の襞 そよ風受ける 砂日傘

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by tohisuyah | 2014-07-28 06:27 |

芥川賞

河童忌や 頭の上に 皿を載せ

7月24日は芥川龍之介(1892~1927)の命日。
名前の中に二つの介がある。
斜に構えたニヒルがある。
羅生門・鼻・老年・芋粥・奉教人の死・地獄変・歯車・トロッコ・或阿呆の一生・河童など短編を著して、ぼんやりとした不安の中河童の川流れ、行年35歳。
直木三十五(1891~1934)も短命だが、二つの賞は生きている。

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by tohisuyah | 2014-07-26 01:01 |