盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah
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カテゴリ:秋( 254 )

ひさご

ひさごにて 特ダネ競う 事件記者

NHK番組「事件記者」(1958~1966)
居酒屋ひさごで繰り広げられるブンヤの特ダネ争い。
子供ながらにキャップやデスクは偉い人。
東京日報の温厚なキャップ永井智雄に、出来の良い園井啓介扮するヤマさん。
片や中央日日のキャップ高城淳一にガンガン怒られる山田吾一のガンさん。
二枚目の園井啓介さんは、その後、株取引で一億円以上の収益を上げながら、脱税で起訴され芸能界から姿を消す。
あれから半世紀。
朝日新聞の木村伊量社長が、東電の吉田所長と慰安婦問題の吉田清治さんに関する記事で謝っている。
その風貌たるや山田吾一のガンさんを彷彿とさせる。
あのガンさんも出世したものだ。
どこにもあるようでどこにもない、ひさごという居酒屋で、わたる風を飲みたい秋夜長。

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by tohisuyah | 2014-09-12 12:25 |

十六夜清心

十六夜の あざみ色縫い 小袖曽我

裏同心の吉原に、十六夜という遊女がいたか知らねども、かぐや姫は人類に数多の難題を与えて物語を創造する。
祝言物から修羅物・美女物・狂女物・生霊物まで枚挙に暇なし。

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by tohisuyah | 2014-09-09 19:51 |

月の入口

名月や 月山囃し うさぎ狩り

月山や 名月映やす 鏡池

月の山 芭蕉も登る 花の山

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by tohisuyah | 2014-09-08 19:53 |

白露

銀鍔や 中秋名月 古鏡

涼しさや ほの満月の 羽黒山
雲の峰 幾つ崩れて 月の山
語られぬ 湯舟をぬらす 袂かな
(芭蕉 奥の細道 山形鶴岡木村屋より)

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by tohisuyah | 2014-09-07 22:32 |

鶴と亀

見上げれば 喉元過ごす 西瓜月

喉元を過ぎれば熱さも忘れる九月。
水禍多く見上げることも少なかった夜空に、切り分けた西瓜のような半月が浮かんでいる。


鶴首の 徳利深く 瓶の酒

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by tohisuyah | 2014-09-07 13:40 |

大正モノグラフィー

九条ねぎ 白蓮の歌 千光寺

大正の三美人、九条武子・江木欣々・柳原白蓮の蓮子さんは、朝ドラ「花子とアン」の登場人物。
” 父母の 声かときこゆ 瀬戸の海に 
  み寺のかねの なりひびくとき ”
長男香織を戦争で失い、終戦後の歌行脚で尾道に立ち寄った際に詠んだ歌は、千光寺右手の、苔むした岩に刻まれている。
(財間八郎著 尾道散策参照)

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by tohisuyah | 2014-09-05 21:46 |

マグマ大使

秋霖や 河口を埋める 花崗岩

小笠原諸島の西之島は、
4000米の海底からの大火山。
火口からマグマを噴き上げ火成岩の島を成す。
火と水が混ざる所に大地が創られる。
火も水も土も人も、どこからかやってきた生き物。

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by tohisuyah | 2014-09-05 21:41 |

宝満山

玉砕の 岩屋城址に 秋の風

天正14年、九州鎮定の島津5万の軍勢に対して、筑前岩屋城に立て籠もった高橋紹運(吉弘鎮種)率いる763名は全員玉砕。
日本で初めて玉砕という言葉が使われた戦いという。
(吉弘家末裔の談)
その後、秀吉が漁夫の利を得て島津を平定となる。

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by tohisuyah | 2014-09-03 04:31 |

蓮の露

お盆前 お四国さんの 在り難さ

人は損か得かで争う。
損して怒り、得して喜ぶのは世の常であるが、損して喜び得して怒る人があれば、余程のめでたい人か徳のある御仁である。
損をした事から事件が起こり、争いや戦争まで展開する事がある。
損失という喪失感が、敵味方をつくり争いを助長する。
「路傍に落とした金は使ったと思えば良し、泥棒に取られた物は与えたと思うが良し」の良寛さん(1758~1831)の域に、21世紀人は遠くなりにけり。 

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by tohisuyah | 2014-08-11 00:15 |

明日立冬

ほくほくの 朝はつとめて 湯気かおる

夏から秋に秋から冬に、30度Cから20度Cに20度Cから10度Cに、季節の変化は10度C一季節。
人生も10年一昔。
時間は6進法で進み、
時間は10進法で去っていく。

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by tohisuyah | 2013-11-06 17:50 |