盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah
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安全地帯

たんぽぽの 畠(はた)のあぜ道 散歩道

ロンドンなどのヨーロッパの主要都市は、都心への自動車の乗り入れを規制する動きであるが、田舎には、自動車のなかった時代からの細い道が、まだ生き残っていて、健康な老人は、新鮮な空気と交通事故のない散歩道を楽しんでいる。
毛細血管のように大切な道かも知れない。

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by tohisuyah | 2008-04-30 21:58 | 四季

行列の街 尾道

尾の道や みなとまつりの みなとまち

4月27日の尾道は、港祭で、人人人の行列。
龍神の尻尾のような尾道水道は、北前船を呑み込んで、行列をなして雁木にもやう、江戸時代のカーゴターミナル。
人の力がみなぎるスポーツのような活気が、かの時代には、溢れていたに違いない。

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by tohisuyah | 2008-04-29 20:44

静夜思

あけぼのの 蕭然にて 霜をみる

太陽が沈んで、空が黒い幕をおろす前に一瞬、群青色が現れる。

それと反対に、星一つない暗い淋しい夜明け前に、厚い雲を通した月光が、山や畑、甍に霜を降らしたような景色を描く瞬間を見てしまった。

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by tohisuyah | 2008-04-28 20:01 |

かぐや姫

たけのこや 竹馬の友も 藪の中

我ら団塊は、竹馬に乗った経験があって、少年の頃、初めて背伸びすることを覚えたのだった。
大人になり、背伸びがとまり、行き止まりになると、かぐや姫のように輝いていた幼き頃を求めて、混沌とした世間という藪の中を彷徨ったあげく、やがて、月に還るのだろうか?

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by tohisuyah | 2008-04-27 19:58 | 四季

石動(いするぎ)

水と火が 石を動かし 空を焼く

路傍の石は、自らの力では動けない。
だが果たしてそうだろうか?
地球という巨大な石は飛んでいる。
隕石も飛んでくる。
とんでもない人間様に、昼と夜を運んでくるのは、石動の神かも知れない。

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by tohisuyah | 2008-04-26 12:49 | 四季

斥候

みつばちや 招き猫みて 驚きて

花の香に誘われてか、一匹の蜜蜂が家の中に入ってきては、Uターンし、また思い直して戻っては、Uターンを繰り返す。
その場所には招き猫のギョロメが光る。
危険を察知したのか、小さな羽音を残して、その招かざる客は去っていった。

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by tohisuyah | 2008-04-25 21:51 |

お陰さま 地球の足か あさぼらけ

初日の出ならずとも、朝日の昇るさまは、パワーをみなぎらす。
最近は、ものの影を意識する必要がないほど、影の薄くなった時代かもしれないが、影こそ分身、生命力。
それを気ずかせてくれた朝だった。

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by tohisuyah | 2008-04-24 21:47 |

岩鏡

比婆の山 乾坤照らす イワカガミ

どっしりとした比婆の山には、ブナの林が頼もしくたっていて、そんな山歩きの中、イワカガミ オキナグサ ユキノシタなどの草花を見つけると、そこが天地の中心かのような時間が現れる。
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by tohisuyah | 2008-04-23 23:00

遠方よりの訃報

かもさんも 三万人の なべにいり

鉄道マニヤだったかもさんも、自分のレールが廃線になる時期を悟ったのかも知れない。      南無釈迦無尼仏   合掌
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by tohisuyah | 2008-04-22 22:55

三叉路

山みちを 藤花房に さそわれて

鶏が先か、卵が先かの迷いが、常に、個人と社会とのかかわりの命題ではあるが、都会を離れ、山路に踏み込み、歩くしかない一本道で、藤の垂れ房に出会うと、ただ、それだけでありがたきかな。
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by tohisuyah | 2008-04-21 22:53 |