盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah

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窯変

レインボウ 地球窯は 七変化

雨上がり、空にかかる虹の橋やら、暮れ残るオパール色の残照の妙は、焼き物の釉薬が、窯変によって色を描くように、人知の及ばぬ不思議な景色で、滅多には現れて紅。

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by tohisuyah | 2008-06-30 23:13 | 四季

日本人気質

全米や 負けを譲って 勝つゴルフ

全米女子オープン明日が千秋楽。大和撫子が勝つためには、勝ちに行っては負ける。
負けを譲るという日本固有の謙譲の必勝かたぎですれば、勝ちが転がってくる筈である。
これを昔から「負けて勝つ」と縮めて表現してきた。
欧米化して「勝ち組」とか言ってから・・日本が負けだした。

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by tohisuyah | 2008-06-29 08:51 | 四季

放浪忌

浮雲や 林のなかに ふみにけり

今日は、林芙美子さんのご命日。
1904年~1951年まで47歳の短い生涯だった。
花の命は短くて苦しき事のみ多かりき 
巷に来れば憂いあり人間みな吾を慰め煩悩滅除を歌うなり。
中屋の饅頭 桂馬の蒲鉾 朱華の麺

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by tohisuyah | 2008-06-28 08:52 | 四季

百代の過客

深夜便 てんとう虫を 届けきて

ラジオ深夜便、今月の歌。
チェリッシュのえっちゃんが、「想い出は心の中に」を歌っている。
多少、歌唱力がおちたのは否めないが、懐かしい「てんとう虫のサンバ」の時代を届けてくれるには充分だった。

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by tohisuyah | 2008-06-27 22:47 |

蟹工船

啄木の 蟹とたわむる 夏がきて

「どっちみち金満家が喰らう蟹缶だから、石でも詰めておけ」という文章で小林多喜二は不敬罪。
現在も腐りかけの肉を混ぜて食わす業者あり、働けど働けど暮しは楽にならず、磯の小島に泣きぬれて蟹とたわむる啄木の時代に逆戻りか。

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by tohisuyah | 2008-06-26 22:35 |

聞けわだつみの声

犬吠の 綿津見の雨 なみだ声

銚子のはずれの犬吠崎の沖合いで、150t級の漁船が転覆。
板子一枚下は地獄というが、時化のときは微速前進が鉄則で、行き足が止まれば波に遊ばれて木っ端微塵。
燃料節約でパラシュートアンカーに三角波としたら浮ばれない。

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by tohisuyah | 2008-06-25 22:30 | 四季

転倒地異

木は飛びし 山は走りて 梅雨の朝

幼い頃に、転んで頭を打ったりすると、頭の中に星が飛び散ったものである。
それが成長するに従い、暗闇がなくなり星が見えなくなった。
この時期、天変地異は、木を飛ばし山を走らし、人をもさらうが、翌日は何もなかったように晴れている。
・・ あれはなんだったろうと思う。

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by tohisuyah | 2008-06-24 22:16 |

怒りの錨

いさり火の イカ釣り船は 墨を吐く

獲ったイカより高い燃料費で、イカ釣り船は、沖に出ず港の中でストライキ。
先物市場の値段を小売り価格に直接反映したのでは、クラッチのない自動車同様である。
原油・ガソリンの立会停止か上場廃止の墨を吐く時か?

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by tohisuyah | 2008-06-20 22:03 | 四季

生みの海か海雨か

鑑真の 東シナ海 梅の雨

天平の世に、命がけで東シナ海を渡って、唐の文化を伝えた鑑真大和上のように、東シナ海ガス油田開発が、日中友好の豊饒の海となるのか、反対に、カラ油田に底なし投資をさせられて、ジェロの海雪ならぬ海雨のように無駄な零となるのか思案橋。

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by tohisuyah | 2008-06-19 21:57 |

ちゃきり武士

静岡や お茶の香りと よい男

お茶を中国から持ち帰ったのは、栄西禅師。
以来宇治茶。
江戸時代には川根それから牧の原。昨日のNHKプロフェッショナルは、一茶入魂の茶師 前田文夫。
娯楽や消費では無く生産部門で熱をあげる、これぞ日本男児よい男。

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by tohisuyah | 2008-06-18 22:09 |