盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah

<   2009年 07月 ( 24 )   > この月の画像一覧

風呂敷

天涯の 大風呂敷の 端に立ち

寝て一畳、座って半畳の人間が、いまや宙に浮くスペースシャトルまで足を伸ばす。
地表という風呂敷も、壮大な宇宙なる風呂敷も、半畳の1コマ1コマを紡いだ48番手布。
人の一生は、広げられた風呂敷が、たたまれるまでの時間をいうのかも知れない。

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-31 09:37 | 四季

ようまたれのおせっかい

蚊帳つりに しらさぎの飛ぶ スターグラス

雨上がり。
白鷺舞うさまのスターグラス。
学名シラサギスゲシラサギカヤツリ。
あちらでは、スターグラス。
こちらでは、カヤツリソウ。
所変われば呼び名も異なるが、当の本物は何も語らず何も喋らず、ただ与えられた時間を咲くばかり。 


e0088158_1443334.jpg

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-30 14:04 |

群馬群竜

竜巻や 風神さまの おとろしや

上州のからっ風というが、群馬は館林の大竜巻。
コンクリートの電柱を真っ二つ、自動車をひっくり返し、樹木をなぎ倒す様は、まるで悪七兵衛景清の立ち居振る舞いのごとし。
かかあ殿下も国定忠治も及ぶまい。

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-29 13:53 |

夏の足

夏草や 髭はのびても 髪はえず

どしゃぶりに 子猫一匹 傘もなし

朝顔に とろろ昆布の なつかしや

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-28 13:30 |

水がめも もうたくさんと ノド鳴らす

雨水の 梅雨前線 通り道

長雨に 打たれて咲くか 百合の花

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-27 23:02 |

パンセの一滴

雲は飛び 泥流いそぐ 太田川

清流の太田川も、年に何度かは濁流となって、川幅狭しと先を争うように泥を下流へと運ぶ。
豪雨は、中国地方に甚大な被害をもたらした。
科学は自然と対峙せず、自然と共存すべく科学的価値を、18世紀、すでにジャンジャック・ルソーが理想としたところの未来は、未だ実らず。

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-26 21:09 |

肝だめし

夏ばてを うなぎの肝で 度肝ぬく

蜜蜂や 宇多天皇が 仁和寺を
 (AC888年創建)

老人が 浴衣すがたで バス停に

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-23 12:13 |

皆既日食

皆既なる 鬼界が島の 俊寛か

日食に ひまわりさえも まよい草

富士の山 不治の病に 月見草 
(ジャパンジェイド藤井真寛さん逝く 合掌)

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-22 23:01 | 四季

スイッチ

七色を 混ぜて集めて 夏の夕

もったいなや 余韻よこせと 夏のくれ


夏の昼間の、原色の景色が暮れてゆく。
幕引きに、七色を絞ったような、黄昏の輝きが消え、やがて群青から黒へとスイッチが切られる。

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-19 12:35 |

夏休み 行ってみたいな 能登珠洲市

海上に 兎と遊ぶ 竹生島

須磨に来て すまぬすまぬと 敦盛に

[PR]
by tohisuyah | 2009-07-18 00:25 |