盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah
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都鳥と閑古鳥

冬月や 横川東西 延暦寺

叡山で見る月と、瀬戸で見る月と、
どれほどの違いがあったろうか。

畿内と辺境で眺める月に、
どれほどの差異を感じたろう。


同じものでも心持次第で変わるのは、
今も昔も同じ。

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by tohisuyah | 2010-11-30 23:19 |

杞憂

寒空や 明けの明星 東南に

形あるものは、やがて壊れるというが、あの夜空に輝く天体さえ消える時が来るのだろうかと、わずかの星座の由来すら知らぬまま生きている我が身に問う。

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by tohisuyah | 2010-11-29 09:58 |

静かな海

静かなる 海をかくして 月の冬

ハイウェイ 紅葉前線 駆け抜ける

忙しや 年末行事 ほこり狩り

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by tohisuyah | 2010-11-28 07:38 |

神話

ミネルバや 漕ぎ出す老いの 冬景色

オリンポスの神々の国もラテンもアイリッシュも、グローバル糸がもつれるように不況に絡まれている。
東方の半島では、きな臭いドンパチが始まっている。


国家の愚かしさを語るは歴史なり。 

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by tohisuyah | 2010-11-26 10:22 |

朱よりも赤く

朱の色に 負けじと赤く 厳島

話は見るべし景色は聞くべしと、五感を研いで澄ませば、見えぬものが現われ、聞こえぬものが語ってくる。

安芸の宮島、歴史のタイムトンネル。

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by tohisuyah | 2010-11-24 18:55 | 四季

隠れん坊

凍て月や 雲のまにまに 見え隠れ

雨を降らし雲を湧かせ、昨日を送り明日を招く。
地上から万物の生命を吸い上げて、再び新しい命を降り注ぐ。


月が動くか、雲が走るか、雲は幕。

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by tohisuyah | 2010-11-23 20:44 |

小雪

冬空や 自転公転 地球独楽

青空や 四方の紅 埋め尽くす

織田作の 夫婦善哉 いいふうふ

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by tohisuyah | 2010-11-22 20:47 |

冬垣

冬の友 幾重年も コタツかな

火鉢も星野哲郎も知らない世代が増える中、
いつか炬燵も知らない時代が来るのだろうか?
寒くなければ冬でなし。


友逝きて はじめての冬 炬燵出す

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by tohisuyah | 2010-11-20 09:57 |

月下霜仁

霜月や 光の霜が 降る夜に

11月22日が満月。

見上げれば少し欠けた月が輝いている。
欠けた分が、光の粉を地上に降らし、まるで霜のように照らす。


今年も再会できたか唐代の霜。

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by tohisuyah | 2010-11-19 21:44 |

人口68億

虎の尾の 筆を求めて 熊野まで

逆鱗に触れるか虎の尾を踏むか。
子牛寅卯辰巳午未申酉戌亥の十二支の中で
竜虎に敵うもの無し。
虎の対面は猿、龍の対面は犬で犬猿の仲。


二本足でシッポを失った人間様は、筆を手にしてバランスを保ち、その口は拒むもの無し。

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by tohisuyah | 2010-11-18 23:28 | 四季