盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah
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マッチ売りの少女

北風に 抗して灯る 赤い羽根

戦いながら助け合ったローマは一日にしてならず。
政治は、凸凹道の格差を正すアッピア街道。
一票の格差は、都会と地方の人口格差を示唆し、全ての格差は、貧富の格差に通ず。
果たして街からマッチ売りの少女は消えたのか、消えたのはマッチの火だけなのか?
底が問題。

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by tohisuyah | 2013-11-29 22:32 |

トキは金なり

ありがたや 鴇ふんじゃった 米は金

大航海時代、金1gと胡椒1gは同等だった。
荒海の、金の島佐渡には鴇が棲息する。
田植え時期、鴇が餌取りで苗を踏みつけて、
手間をかけた米に「トキ踏んじゃった米」と命名したとの事。
まさに
黄金の島と天然記念物のブレンドのブランド米。
さぞや古武雄の茶碗で食せば旨かろう。
(今朝のNHKR佐渡佐賀通信より)

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by tohisuyah | 2013-11-28 21:55 | 四季

秘密保護の溶融点

ロックウェル 硬さに耐える 霜の朝

融けない雪はなく熔けない鉄もない、
全ては温度次第。
蜂蜜壇蜜から国家機密まで
暴かれない秘密はない。
時の渚に洗われて明白となる。
家族も国家も
秘密の少ないのが明るいナチュラル。

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by tohisuyah | 2013-11-27 21:00 | 四季

一富士二鷹三なすび

まぼろしの 蓬莱山に 雪が降る

世界に、チョモランマより高い山はなく、
ビチアスより深い海はなく、
ともに人の住める場所ではない。
秦の始皇帝が求めた不死の薬は、富士山麓の鷹の爪となすびであるが、未だに千年生きる仙人の姿見えず。

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by tohisuyah | 2013-11-26 09:15 |

三島由紀夫忌

五右衛門や 人まで盗む 真砂岳

冬山の遭難は尽きない。
雪崩にあったら泳げという。
埋まってしまったら明るい方へ動けという。
新雪表層雪崩れ、雪で出来た蟻地獄、
近ずくべからず。

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by tohisuyah | 2013-11-25 23:58 |

千秋楽

どんぐりを ポトッと落とす 音のする

冬空に 水琴窟の 音響く

大銀杏 千秋楽に もみじ狩り

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by tohisuyah | 2013-11-24 20:04 |

小雪

ちらちらと 首塚に雪 由比の変

幼い頃見た映画神変麝香猫。
佐々木孝丸の由比正雪と山形勲の丸橋忠弥のイメージは鮮明である。
長髪に於いては、
ビートルズより由比正雪が元祖。
紺屋生まれの白袴で果てた正雪は沓谷に眠る。

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by tohisuyah | 2013-11-22 20:40 |

冬の珊瑚礁

南天に 千両万両 薮柑子

塵埃からダイヤモンドダストまで、
時間の死骸が空を舞う。
そんな寒い冬空に、赤い珊瑚のような首飾り。
千両万両、黄金の幹枝に赤い実の季節。

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by tohisuyah | 2013-11-21 09:59 |

プラトンの空家

柿の実を 採る人もなく 空家かな

「軒先を貸して母屋を取られる」の例えあり。
「餅は餅屋に」買いに行くとショートケーキも消毒液も売っている百貨量乱の世の中。
郵便局までが、
金券ショップに軒下を貸す自爆営業。
日本の不景気は専科喪失にあり。

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by tohisuyah | 2013-11-20 21:05 | 四季

野守の月

枯れ空に 絹の光沢 銀の月

足利義政も山中鹿介も本居宣長も金色夜叉の貫一も、その眼で見たであろうその月が、今月今夜の天辺に浮かんでいる。
昼間の太陽、夜の月。
昼間の人は、夜は夜叉となって野を守る。

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by tohisuyah | 2013-11-19 11:02 |