盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah
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アンゼルセン(1805~1875)

ピースツリー 凍てつく空も 寒くない

ヒロシマの平和大通りに冬が来た。
平和なればこそ飾られるイルミネーション。
戦火に喘ぐ空の下には、マッチ売りの少女。

21世紀の冬にも、国を追われた難民の子らは、寒空の下で震えている。


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by tohisuyah | 2015-11-27 18:33 | 四季
神島の 潮騒とどけ 豊饒祭

益荒男が たばさむ太刀の 鞘鳴りに 幾とせ耐えて
今日の初霜 (三島由紀夫 辞世の句)
45年前の昭和45年の今日。
45才の三島由紀夫が市ヶ谷にて自刃した日。
健在なら卒寿であるが、老醜を嫌った三島には思いもよらぬ高齢化社会に檄を飛ばすか。
当時20歳の小生も現在65才。
三島由紀夫より20年も年を食ったか。

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by tohisuyah | 2015-11-27 18:21 | 四季

勤労感謝の日。

啄木や 寂しき街の 雪明り

最果ての駅に降り立ち 雪明り寂しき街にあゆみ入りにき
(石川啄木)
啄木の時代は、「働けど働けど我が暮らし楽にならず、じっと手を見る」ほどの貧しい日本だった。
「働かざる者食うべからず」とは、昔は貴族や大地主等を指したが、現在その意味合いは違って「一億総活躍時代」。
不労所得者が勤労者に優先する時代は、「一億総下流時代」「一億総中流時代」が懐かしい。

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by tohisuyah | 2015-11-23 22:12 | 四季

金剛力士。

北の湖 パンと刹那の 猫だまし

千秋楽を待たずして、北の湖理事長は逝ってしまった。
北の湖が名横綱たる所以は、強い上に記憶力の良さである。
あらゆる取り組みを、明快に分析する能力が、白星最短距離の技を育んだに相違ない。
関取薄命の中、還暦披露の赤い横綱を張れたのは幸いだった。
名横綱は死して木鶏となり、国技たる相撲道を照らすか。

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by tohisuyah | 2015-11-23 20:50 | 四季

平和の証明。

ゼット機や 雲量ゼロを 一文字

雲ひとつない秋の空。
一粒の銀色に輝くジェット機が、一直線のシュプールを描く。
平和な空は、戦争の空に優る。
「天から悪魔が降ってくる」
地上は、地獄。
丸腰の市民を、無差別に乱射する地上も地獄。

あなたは強い。
ただ、あなたより弱いものより強いだけ。
あなたは弱い。
ただ、あなたより強いものより弱いだけ。

三角形の二辺は、他の一辺より長く、その内角の総和は180度の一直線。
∵よって「積極的な平和」は、戦争には消極的でなければならない。

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by tohisuyah | 2015-11-21 22:20 | 四季

色葉匂えど散りぬる奥

憩うよう 安芸の宮島 もみじ谷

♪ 下紅葉 夜の間の露や染めつらん 朝の原は昨日より 色深き紅を分けゆく方の山深み げにや谷川に風の懸けたる柵は 流れもやらぬもみじ葉を 渡らば錦中絶えんと 先ず木の下に立ち寄り手て 四方の梢を眺めて 暫く休み給えや ~ (謡曲 紅葉狩)

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by tohisuyah | 2015-11-13 14:44 |

能因芭蕉。

もみじ葉を あつめて錦 龍田川

嵐吹く 三室の山の もみじ葉は
龍田の川の にしきなりけり
(能因法師 998~1050)
五月雨を あつめてはやし
最上川
(松尾芭蕉1644~1694)


能因も芭蕉も時代こそ違え、双方50年ほどの生涯。
よくぞ諸国行脚したものと、
自動車も新幹線も飛行機もない時速1里の時代に。

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by tohisuyah | 2015-11-09 15:53 |

千秋楽。

千秋の 夢の目覚めの 今朝なれば

今日が、昨日の続きならば変哲もなし。
今日が、十年前の明日ならば、びっくりポンや。
今日が、百年昔の明日ならば、お伽噺の夢百話。
今日が、千年万年億年の明日ならば、
千秋楽萬歳楽不可思議。
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by tohisuyah | 2015-11-06 16:56 |

空のダム

ノートルの鐘の音響く秋の空

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by tohisuyah | 2015-11-03 18:38 |

さざれ石

月や 時の骨格 さざれ石

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by tohisuyah | 2015-11-03 18:36 |