盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah
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ロック

渡シナの 秋の浜辺に 岩一つ
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# by tohisuyah | 2014-09-15 01:08 |

洞窟のイドラ

彼岸へと  飛び立つ魂の  すずの風
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# by tohisuyah | 2014-09-13 12:27 |

ひさご

ひさごにて 特ダネ競う 事件記者

NHK番組「事件記者」(1958~1966)
居酒屋ひさごで繰り広げられるブンヤの特ダネ争い。
子供ながらにキャップやデスクは偉い人。
東京日報の温厚なキャップ永井智雄に、出来の良い園井啓介扮するヤマさん。
片や中央日日のキャップ高城淳一にガンガン怒られる山田吾一のガンさん。
二枚目の園井啓介さんは、その後、株取引で一億円以上の収益を上げながら、脱税で起訴され芸能界から姿を消す。
あれから半世紀。
朝日新聞の木村伊量社長が、東電の吉田所長と慰安婦問題の吉田清治さんに関する記事で謝っている。
その風貌たるや山田吾一のガンさんを彷彿とさせる。
あのガンさんも出世したものだ。
どこにもあるようでどこにもない、ひさごという居酒屋で、わたる風を飲みたい秋夜長。

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# by tohisuyah | 2014-09-12 12:25 |

十六夜清心

十六夜の あざみ色縫い 小袖曽我

裏同心の吉原に、十六夜という遊女がいたか知らねども、かぐや姫は人類に数多の難題を与えて物語を創造する。
祝言物から修羅物・美女物・狂女物・生霊物まで枚挙に暇なし。

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# by tohisuyah | 2014-09-09 19:51 |

月の入口

名月や 月山囃し うさぎ狩り

月山や 名月映やす 鏡池

月の山 芭蕉も登る 花の山

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# by tohisuyah | 2014-09-08 19:53 |

白露

銀鍔や 中秋名月 古鏡

涼しさや ほの満月の 羽黒山
雲の峰 幾つ崩れて 月の山
語られぬ 湯舟をぬらす 袂かな
(芭蕉 奥の細道 山形鶴岡木村屋より)

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# by tohisuyah | 2014-09-07 22:32 |

鶴と亀

見上げれば 喉元過ごす 西瓜月

喉元を過ぎれば熱さも忘れる九月。
水禍多く見上げることも少なかった夜空に、切り分けた西瓜のような半月が浮かんでいる。


鶴首の 徳利深く 瓶の酒

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# by tohisuyah | 2014-09-07 13:40 |

大正モノグラフィー

九条ねぎ 白蓮の歌 千光寺

大正の三美人、九条武子・江木欣々・柳原白蓮の蓮子さんは、朝ドラ「花子とアン」の登場人物。
” 父母の 声かときこゆ 瀬戸の海に 
  み寺のかねの なりひびくとき ”
長男香織を戦争で失い、終戦後の歌行脚で尾道に立ち寄った際に詠んだ歌は、千光寺右手の、苔むした岩に刻まれている。
(財間八郎著 尾道散策参照)

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# by tohisuyah | 2014-09-05 21:46 |

マグマ大使

秋霖や 河口を埋める 花崗岩

小笠原諸島の西之島は、
4000米の海底からの大火山。
火口からマグマを噴き上げ火成岩の島を成す。
火と水が混ざる所に大地が創られる。
火も水も土も人も、どこからかやってきた生き物。

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# by tohisuyah | 2014-09-05 21:41 |

宝満山

玉砕の 岩屋城址に 秋の風

天正14年、九州鎮定の島津5万の軍勢に対して、筑前岩屋城に立て籠もった高橋紹運(吉弘鎮種)率いる763名は全員玉砕。
日本で初めて玉砕という言葉が使われた戦いという。
(吉弘家末裔の談)
その後、秀吉が漁夫の利を得て島津を平定となる。

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# by tohisuyah | 2014-09-03 04:31 |

雌蘂

また咲いた 月下美人の 白花毛
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# by tohisuyah | 2014-09-01 08:29 | 四季
マッカーサー 降りた厚木は 座間のそば

終戦の日から半月後の8月30日。
マッカーサーが、コーンパイプを銜えて厚木飛行場に降り立った日。
(今日は何の日から)日米の戦いは、カルタゴとローマのポエニ戦争に例えられる。
(森本哲郎より)
上野の西郷さんや桂浜の竜馬像よりはるかに大きい仁川のマッカーサー像は、ザマの戦いのスピキオか。
BC200年頃の地中海の覇権をめぐっての争いは、21世紀になっても海洋資源やらの覇権で繰り返される。

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# by tohisuyah | 2014-08-31 00:46 | 四季

音と覚醒

ナベサダの 笛の音響く 深夜便

草木も眠る丑三つ時。
渡辺貞夫の軽快なスイングが流れてくる。
音は耳から入って、眠っている体の機能を覚醒させる。
音にも様々あって進軍ラッパもあればジャズもある。
広島土砂災害から10日目、滝のように降る雷雨の音で目覚めるより、カりフォルニアシャワーが良い。

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# by tohisuyah | 2014-08-31 00:42 | 四季

野草禅定

ちんぐるま 風にさそわれ 風車

いずれハクサンイチゲかチングルマ。
「剣の神様」佐伯文蔵をなぐさめたチングルマ。
高山になるほど、咲く花は小さく可憐である。

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# by tohisuyah | 2014-08-29 05:11 | 四季

オービィ昭和

海の子や 夏休みには くろん坊

昭和30年代。
プールではなく海で泳ぐ子供らは、潮水で真っ黒に日焼けして、肩の皮膚はズルムゲだった。
団塊の子供らも、もはや年金世代。
太陽の季節のヒリヒリ感を残しながら、人生の二学期に突入。

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# by tohisuyah | 2014-08-29 05:07 |

懐中時計

寄せる波 発条仕掛けの 夜光虫

喧騒の夏が去っていく。
あらゆるものが数値に乗せられ掛けていくデジタル世界。
螺子を巻かなくても時を刻んでいく電子時計。
たまには、時間を止める発条時計が懐かしい。

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# by tohisuyah | 2014-08-26 22:08 | 四季

長塚 節(1879~1915)

仏法僧 埴輪の上に 雨が降る

彼らの、最初に踏んだ土の強大な牽引力は、
永久に彼らを遠く放たない。
彼らは到底、其の上に苦しみ通さねばならぬ運命を持っているのである。
(小説 土より)

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# by tohisuyah | 2014-08-26 00:02 | 四季

深沢七郎(1914~1987)

深沢や 姨捨山は 別伝に

歌を忘れたカナリヤ、
卵を産まなくなった
鶏、乳を搾れなくなった乳牛の行方は何処。
一重山 
薄霧も立ち渡り 
風凄まじく
雲盡きて 
淋しき山の景色かな
(重習姨捨)

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# by tohisuyah | 2014-08-23 22:49 | 四季

貴船明神

貴船山 かなわの鬼よ 失せたまえ

♪大小の神祇諸仏菩薩 
明王部天童部 
九曜七星
二十八宿を驚かし奉り 
祈れば不思議や雨降り
風落ち 
神鳴り稲妻頻りに充ち満ち 
御幣もさざめき
鳴動して 
身の毛よだちて 
恐ろしや 
(謡曲鉄輪より)


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# by tohisuyah | 2014-08-23 22:47 | 四季

防災シェルター

おとろしや 地震雷 火事に土砂

「広島土砂災害39人死亡」8月21日(木)中国新聞一面の大見出し。
大災害は、命も家も容赦なくのみ込むとある。
海に近ければ津波の心配。
川のそばは洪水の懸念。
高台は安心と思えば土砂崩れ。
平野の少ない我が日本の国土に、天下無異意則安寧の地は難しい。
よって、昔から「地震の際には便所に逃げるべし」の教えの如く、津波には浮きシェルター、土砂崩れにはブロックシェルターを、戦時下の防空壕のように備える時かも知れない。

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# by tohisuyah | 2014-08-21 13:50 | 四季

正法眼蔵

くわばらや 雷神の下 只管打坐

今朝のラジオ体操は、
越前の永平寺町(人口2万人)から。
昨夜の広島は雷神の中にあった。
稲光と雷音轟く豪雨の中、
昔のように逃げ込む蚊帳もなし、
只々ヘソを隠してくわばらくわばらと座るのみ。

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# by tohisuyah | 2014-08-20 02:04 | 四季

roots

むさんこに 雨のしょぼ降る 盆休み

訛りは国の手形。
むさんこに関西弁の飛び交う墓参り。
こっちにきないと、
畿内に招かれた若者の数知れず。
鎌倉や室町の時代から、寄せては返す人の波。
近頃、むさんこに気になる中世の歴史。
むさんこな事を言いよる。
むさんこに良く切れる刀とは?
それが分かれば備後物。

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# by tohisuyah | 2014-08-17 14:36 |

チェストー

大垣や 木曾山川の ど根性

木曽川・揖斐川・長良川の宝暦治水工事。
外様の薩摩藩士が駆り出され、苦汁をなめる難工事と多くの犠牲者の上に築かれた千本松原。
昨日の甲子園。
大垣日大が茨城藤代の8点を覆し12対10で逆転勝利。
大垣に住み着いた薩摩隼人の示現流千本ノックを見た想い。

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# by tohisuyah | 2014-08-13 16:08 | 四季

風の盆

夏風や 一皮さらい 更けてゆく

地球上のほんの一皮の表面に、万物が棲息している。
万物も地球に似て、一皮むけば皆同じく生命の根源に至る。
何重にも時間という皮をかぶった生命は、風が吹くたびに捲れて往って風化する。

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# by tohisuyah | 2014-08-13 16:04 |

蓮の露

お盆前 お四国さんの 在り難さ

人は損か得かで争う。
損して怒り、得して喜ぶのは世の常であるが、損して喜び得して怒る人があれば、余程のめでたい人か徳のある御仁である。
損をした事から事件が起こり、争いや戦争まで展開する事がある。
損失という喪失感が、敵味方をつくり争いを助長する。
「路傍に落とした金は使ったと思えば良し、泥棒に取られた物は与えたと思うが良し」の良寛さん(1758~1831)の域に、21世紀人は遠くなりにけり。 

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# by tohisuyah | 2014-08-11 00:15 |

長崎平和祈念像

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夕暮れに 浮かび出でたる 平和像

北村西望(1884~1987)による平和祈念像は、昭和30年の8月8日に完成。

天に突き上げた右手は過去を、水平に伸ばした左手は未来を区分すると言う。

渺々渺々たる 円空に 雲菩薩

合掌

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# by tohisuyah | 2014-08-09 07:29 |

蝉と禅

ジャンジャンと 真夏を囃す 蝉の声

近ずけば 蝉のションベン 飛んでゆく


是やこの 行くもかへるも 別れては
知るもしらぬも 逢坂の関
 (蝉丸)

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# by tohisuyah | 2014-08-07 23:58 |

原爆忌前日

めずらしや 原爆の日に 雨が降る

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午年の 鞍を濡らすか 夏の雨


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# by tohisuyah | 2014-08-05 23:17 |

八月

八甲田 八幡平に 八ヶ岳

今日から八月。
深田久弥の日本百名山の中に
八の付く山が三山。
新田次郎の「八甲田山死の彷徨」。
八幡平は、霧が峰や美ヶ原に並ぶ高原。
八ヶ岳は、
牛首から見る裾野が十二単の如く美しい。
八は広さを表すのかも知れない。

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# by tohisuyah | 2014-08-01 19:25 |

BC・AD21C

ガザの夏 イス取り戦争 イスラエル

アブラハムの創世記からの地で争いが絶えない。
ヤコブの子孫らは、未だに天に通ずる椅子を夢みて天使と格闘している。
千年後の死者が、千年前の聖者と格闘している。
椅子が足りなければ椅子を作れば良い。
AD21世紀のカナンの地には、椅子の上に武器芙蓉の花。

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# by tohisuyah | 2014-08-01 03:58 | 四季