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盲亀の浮木  序破急の如く


by tohisuyah

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絶滅種

時は今 天より降りし 春の雪

子宝を運ぶ鴇こそ、子孫繁栄のシンボルである桃花鳥。
鼬科のテンに襲われ九羽を失うという。
飛ぶ鳥は、囲いの中では戦略上不利で、いかにも悲しいが、さて人間の天敵はとの問いに、人間とその人間が造りだす武器との答も、これまた哀れなり。

by tohisuyah | 2010-03-12 02:18 |

坪外逍遥

白きもの 寒山拾得 山に雪

春の嵐か遅れ雪。
寅年にねずみの討ち入りか、はたまた嫁入りか。
白いもの全て、雪に見せるほどの、巧みな筆はこび。
季節の変わり目に現われた、時間の箒絵。

by tohisuyah | 2010-03-11 02:18 |

3Q

春小舞い メダカの学校 瓶の中

身震いの みぞれまじりの 雨後の月

鳩山に かかる石橋 黒ダイヤ

by tohisuyah | 2010-03-09 10:10 |

東雲

あけぼのに 音楽きこゆ 春うらら

雲たれて まだだまだよと 春囲い

なにもなく 今日も暮れゆく 春の海

by tohisuyah | 2010-03-07 10:10 |

玉手箱

還暦の 春を過ぎれば 異邦人

ゼネレーションショックを受ける時期は、人それぞれかも知れない。
若年寄もあれば、一生青春の人もいる。
だが、何かが一巡りした時、自分も浦島太郎のような異邦人になったかと、気ずかされることもある。

by tohisuyah | 2010-03-06 10:10 | 四季

八雲

八本の 足でスルスル 春の蜘蛛

膨大な量の現代史。
現代ほど重い情報量を背負わされて生きた現代人が、かつてあっただろうか?
貪欲な情報のGで加速され、堕ち行く先が血の池地獄とすれば、底から救いしは、やはり蜘蛛の糸。

by tohisuyah | 2010-03-05 10:10 |

野原開き

啓蟄や 森羅万象 店開き

ぼち墓地 啓蟄の候。
眠っていた草木虫花が、冬睡から目覚める頃。
冷え切った人間社会の不景気も、温度(所得)さえ上げれば、即消費が促進し、需要が蠢くものを、未だ景気は穴の中。

by tohisuyah | 2010-03-04 10:10 |

桃の節句

たまごより 弥生三月 雛かえる

三寒の さむさに咲くや 桃の花

雛人形 部屋いっぱいの 雛まつり

by tohisuyah | 2010-03-03 07:44 |

縁側のある風景

縁側で 春光あびる 菩薩かな

ぼさっとした時間は、神との対話。
ご隠居が、縁側で日向ぼっこして菩薩から仏になる過程は、失われてしまった。
老人は、病院で延命治療。
エンガワは、鮨屋のネタになっちまった。
縁側菩薩再び。

by tohisuyah | 2010-03-02 23:15 | 四季

うすかわマントル

チリ地震 大海原を うねり来る

世の中、不安定ほど不安なものはない。
ましてや、地面が割れること程、おとろしいものはない。
得体の知れない巨大なものを見た時に、有限のものと無限のものとの狭間のうねりを知る。

by tohisuyah | 2010-03-01 22:56 | 四季